メンテナンスや日々の出来事など・・・

ダイムラー シリーズⅢ(D.D.6) ブレーキオーバーホール フロント編

ダイムラー・ダブルシックス(シリーズⅢ)です(^O^)/
 
最近めっきり見なくなりましたが・・・
洋画や一時のVシネマなどで結構使われてましたね~
そういうイメージなんでしょうか(^o^;)
 
このお客様とお車とは、もう数年来のお付き合いです♪♪
何かあればすぐ対処!!、と大事に乗られてますね(*^-^*)

エンジンルームをパシャっと♪♪
←ダブルシックス(V12)です♪

さてさて、今回のご依頼内容は・・・
走行中にブレーキ踏むとハンドルが左に取られる!?とな(- -;)
ちょいと動かしてもやや左に・・・入院決定です(^o^)b

とりあえずリフトに入れて、タイヤはぐって・・・
まずはフロントのブレーキチェックからだね!!(`・ω・´)b
・・・・・・
右側から覗いて、すぐさま目に入ってきたのが・・・
   
     ↑ 対向4ポッドです♪ しかし、なにやら・・・ ↑
んー・・・これって・・・(- -;)
確認のためにパッドを撤去!!

はい、終了~
ブレーキフルードが見事に漏れてんじゃんか(´△`)
ちなみに左も然り・・・
もしかして!?と、リヤを覗いてみると、そこにも・・・(ToT)

と、いうことで前後キャリパーオーバーホールとあいなりました・・・大変だ(- -;)

とりあえずは、フロント右から攻める(`・ω・´)b
まずは、ワイヤーロックをカットして・・・

続いて、フロントローターをばらします!!
え!?先にキャリパーでは!?と普通は思われるかと・・・
しかし、私はとある理由からローターとハブを先に取りますd( ̄ ・ ̄)
←はい、先に取れるんです(笑)
←で、キャリパーをはずします!!←見事に湿って・・・
あ、先にはずす理由は後ほどで・・・( ̄ー ̄)b

まずは、この状態でざっと洗浄~

さくさくっとブーツを取っ払って・・・あ~(´△`)
←まっ茶です・・・
ピストンを、えいっ!!と抜いて・・・は~(´・ω・`)
←やはりというか、なんていうか・・・
抜いたピストンを並べて・・・
 
      ↑ まぁ、想像していた通りに・・・ ↑
さ、一通り洗浄をしませう!!
新品ピストン4個とシールキットを準備して~
 
どんどん組み付け~
今回は経験から純正のシールキットをチョイスしてますd( ̄ ・ ̄)
値段はOEMより高いけど、選んだのにはそれなりの理由が・・・
 ←ブーツリングが曲者です(笑)
OEMのシールキットでもシール機能は問題無いのですが・・・
まれにブーツが微妙に厚くてリップ形状が悪く、リングが保持しきれない現象が(- -;)
すると、どうなる??
はい、ブレーキ踏むと見事にリングがずれてブーツが捲れます(笑)
そして、ピストンと一緒に首輪状態で・・・

ささ、どんどん組みますよ~
逆再生のように組み付けて行くのですが、ここで、先のとある理由が・・・
それは!?

はい、キャリパーを止めている2本の穴あきボルトです( ̄- ̄)
問題は、写真に写っている二枚のシムです
このシムはどこに入るのかというと・・・
←その辺に挟まってます(笑)
実はこのシム君が重要で・・・
キャリパー固定の下側は、ハブキャリアとステアリングレバーの間に挟まります
で、キャリパーとレバーの間にシムを・・・これがなかなか(ToT)
ちなみにステアリングレバーとはタイロッドが着くアームですね
←こんな感じの構造です♪♪
このシムと格闘する時間が極端に変わるんです!!(あ、私だけかも・・・)
最後に、ワイヤーロックを忘れず、方向も間違えないように(`・ω・´)b


とりあえず、この状態でブレーキホースも!!
 
                       ↑ 結構、大変(泣)  ↑
←キャリパー側は仮組み~
ローターとハブは、別作業があるので、そのまま放置プレイ♪d( ̄ ・ ̄)
左側もまったく同じで第2ラウンド突入~
でもって、同じように放置して・・・

実は、今回ブレーキを点検しているときにある物を発見!?
 
        ↑ それが、この子達・・・ ↑
はい、メンバーマウントのゴムがばっくりと・・・(´△`)

もしや!?と思い別の箇所も点検・・・点け・・・マジスカ(-_-)

急遽、前後メンバーマウントにブッシュ類の交換・・・
そして、なんと!?ラックマウントにパワステホースも追加作業決定~!!ヽ(≧▽≦)ノ"ワーイ
なので、ブレーキを最後まで組むと色々と・・・
      
現在、あれこれバラバラ状態です(泣)
続きはまた今度・・・
 

ジャガー Xタイプ エンジンチェックランプ点灯

ジャガーのXタイプ・2.0Lです(^o^)/

まずは恒例の・・・
←ジャガーらしいカラーですね♪♪
さて、エンジンチェックランプ点灯です
まずは、テスター診断にて・・・
・・・P0300、P0303、etc・・・なるほど・・・
どうやらNo.3のミスファイアを拾ってますね(- -;)

ボンネットを開けて・・・
エンジンルームをパシャッと♪♪
←FFです(^o^)b
以前に、よく部品屋さん等から問い合わせがあったのですが・・・
ジャガーのV型エンジンは通常Aバンク、Bバンクと呼ばれます
V8は縦置きなので、右タイヤ側がAバンク、左がBバンクです(^^)
で、順番に前からA-1(1)、A-2(2)・・・、B-1(5)、B-2(6)・・・となってます
そして、今回のV6横置きは・・・
奥のバンク、つまり室内側からAバンクなんですね(^o^)b
これを間違えている方が結構多いみたいですね(^^;)
O2センサーでよく喰らうみたいです・・・
テスターで「O2センサーバンク1-2」なんての出たら、奥の下なんですが・・・
手前の下を交換して、一向に直らず、あげく部品屋さんに部品のクレームとか(- -;)
ミスファイアもしかりでして・・・

さ、余談はここまで~(^o^)/
とりあえず、ミスファイアの原因を探りましょ~
ほぼ予想通りになりそうなんですが・・・
まずは、プラグとコイルの点検を(^o^)b
←この子がNo.3になります♪♪
・・・・・・
そうなんです、このV6・・・
マイナーチェンジをしてマニホールドが変更になっても簡単に外せません(泣)
なので、さくっとインマニ取っ払っちゃいます(`・ω・´)
←10分くらいでバレます♪♪
で、奥のバンクを・・・奥の・・・
・・・そうですか、あなたもですか(-_-;)
やはり予想通りの展開になってました(´△`)

とりあえず、1~3までコイルを外して・・・
 
       ↑ なにやら、怪しげな・・・ ↑
で、外したコイルが・・・

はい、見事なまでの水没跡が見られますね(´・ω・`)

この横置きV6、初代から奥バンクが結構水難事故にみまわれます(- -;)
で、腐食やリークの繰り返しでヘッドカバーまで損傷し・・・
それが原因で水が浸入しやすくなり損傷・・・
まさに負のスパイラルです(-_-)

ちなみにSタイプV6は縦置きなんですが・・・
なんとBバンク奥は見事に水没します!! ヽ(≧▽≦)ノ" サスガ、ジャガー!!

まぁ、構造上の問題なんですが・・・
よく理解して普段の点検をしていれば、それなりに延命します(笑)

さて、今回は予算もあり、一通りのコイルを変えて、とりあえずは直りました(^^;)
次のミスファイアはいつ頃訪れるのでしょうか・・・





ジャガー Xタイプ バックランプ異常!?

さてさて、今回はジャガー・Xタイプです(^o^)/
 
車検整備で入庫しましたが、何点か追加ご依頼が・・・

まずは、水温計が上がらない不具合!!
そして、ジャガーお決まりの・・・天張りが見事にだら~っと落ちてしまった修理(´△`)
←天張り修理中の記念撮影♪♪

あとは、ブレーキ踏んでバックギアを入れると・・・
なんと!?メーター内のバックフォグ表示灯が点灯するという現象が・・・(^-^;)
 ←こんな感じで(笑)
とりあえず、車検なので水温計よりこちらを先にやっつけませう♪
まずは、普通にキーONでバックギアを・・・
ついでにスモールランプもONにして・・・
 ←至って普通に見えます(-_-;)
・・・んー・・・
では、ブレーキ踏んだ状態でバックフォグON!!
 
・・・んー・・・ん、ありゃ!?左、お前ウインカーじゃね??・・・(^^;)

さてさてどうやら、左側に犯人がいそうですね~(^o^)b

何回か組み合わせを変えつつ点灯確認をしてみると、時折バックフォグがボワァっと・・・
まぁ、現象からいって、アース回路に不具合が起きているのではないかと(- -)

ではっとトランクルーム内張りを剥がして・・・
とりあえず左のコネクターを・・・
・・・はい、ビンゴ~(-_-;)
←車両ハーネス側~
←ランプユニット側~
見事なまでにアース線のところが焼けてます(泣)

ハーネス交換とランプユニット交換は笑っちゃう金額になってしまうので・・・
さくっと配線作っちゃいましょ~(^O^)b

とりあえず、まずはユニット側からばらして・・・
焼けた端子を引っこ抜いて、と
 
適当に配線通して、ハンダ付け・・・(笑)

で、続いてハーネス側のカプラをバラして端子抜いて・・・

で、ギボシで・・・

まぁ、とりあえず、こんな感じでOKでしょ~(^O^)/
いいんです♪♪ 予算に合わせた施工なんです( ̄ー ̄)b

で、最後に点灯確認を♪♪
 ←通常バック~
    ←バックフォグ点灯~
はい、終了~(^O^)/

次は水温計だね♪♪