メンテナンスや日々の出来事など・・・

ジャガー XJ40 シフトロック

ジャガーのXJ40です♪♪

最近めっきり見かけなくなりましたが・・・
このモデル、なかなか渋くてかっこよいかなと(^-^)b

正直、初期の3.6Lはいろいろと難がある曲者なので、維持するのが大変ですが・・・
4.0Lで、しかも後期モデルなら、まだなんとかやっていけますね(^o^)/

さてさて、今回のご依頼は・・・
「シフトレバーがパーキングから抜けない~(泣)」と電話が(^^;)
話をしてみるとどうやら、シフトロックが抜けずにギアが変えられないと・・・(- -;)

とりあえず、応急でのシフトロック解除の仕方を伝え、来場してもらいました(^^)
その場で立会いの下確認・・・
・・・キーONでブレーキ踏んで・・・ブレーキ・・・
んー・・・そうですか・・・
一応、たまにはロック解除をするんですね(^^;)
ってっことで、そのままお預かりですm(_ _)m

このジャガーのシフトロック機構は4つの部品で構成されています(^o^)
まずは、ブレーキペダルで頻繁に苛められる、いわゆるブレーキスイッチ!!
で、運転席フロア下にこそっと隠れている、シフトロックリレー!!
と、シフトレバーさんにアタックする、シフトロックソレノイド!!
・・・まぁ、たいていの車はこの3個くらいなのかな?(^^;)
残りのひとつは・・・ボディプロセッサ~♪(集中コンピューターみたいなものですね)

さて、どこが悪いのか診断を・・・

まずは、ブレーキスイッチを手元まで出してきて・・・
 配線繋げて、とりあえず手動で作動確認と・・・
・・・カチャ・・・カ・・・・・・
なるほど(- -;)

続いてカプラ外して、4極のうちの2極を・・・
あーして、こーして・・・
カチャ♪・・・カチャ♪・・・カチャ、っと♪♪
はい、ブレーキスイッチ不良で間違いないですね(^o^)/
・・・しかし、なんとあっさりと(´△`)
 
  ↑ ブレーキスイッチです♪♪ 実に単純な作りです(笑)
で、問題の部分が・・・
 ←マイクロスイッチが並んでます
奥側のマイクロスイッチがシフトロックと関連している側です(^^)
手前はクルーズコントロール関連ですね♪
ちなみに、同じ形状ですが役割は正反対ですので注意が必要です
ブレーキは開いて導通~♪ クルーズは閉じて導通~♪♪ です( ̄_ ̄)b

ささ、さくっと終わらせちゃいますよ~
まずは、並べて記念撮影♪♪
 ←左が新品♪

で、のぼせそうになりながらブレーキスイッチを組み付けて・・・


はい、組み付け終了~(^O^)/

あとは、作動確認を何度も繰り返し・・・
問題ないので作業終了~

まだまだ現役で走っていて欲しい車両ですね♪(^O^)b









X308 フロントカバーオイル漏れ 続き♪

さて、続き逝ってみよ~(^o^)/

クランクプーリーを抜いたら、上始点出しをしませう♪
クランクセンサー脇のカバーを取って・・・
 ←クラセンです。ポチっと♪
で、クラセンを抜いて、ドライブプレートの穴を合わせて、仮シャフト挿してと・・・
はい、とりあえずの位置決めOK~(^O^)/

どんどん逝ってみよ~♪
続いて、左右のシリンダーヘッドカバーを取っ払って・・・
←右 左→ 
その勢いで、フロントカバーも外しちゃいます(^O^)b
  ←やっとオープン(^o^)♪
フロントカバーシールの交換だけなら、あとは綺麗にしシール換えて組むだけです
ただ、今回は今後の予防も兼ねて・・・
セカンダリチェーンテンショナーの交換も同時に行います!(`・ω・´)b
して、そのセカンダリチェーンテンショナーがこやつ・・・
 ←茶色いのがテンショナ~♪
実は、なにを隠そう、このテンショナー・・・
・・・見事にプラスチックが、ちゃばけるんです(笑)
実際にちゃばけたテンショナー交換したことありますよ(^^)
エキゾーストのタイミングがずれてしまいますので、面白いことになります

このエンジン・AJ27は、上の写真でわかるように・・・
まずクランクから左右のインカムへそれぞれチェーンで繋ぎます
これをプライマリチェーンと言います
で、それぞれ左右のインカムとエキカムを繋いでいるのが、今回の・・・
セカンダリチェーンとなります(^^)b

そして、それぞれチェーンテンショナーがありますので
もしチェーンとテンショナーを全部換えると・・・
プライマリ2セット+セカンダリ2セット、となります(汗)

今回は対策前のセカンダリ側テンショナーを交換です(^O^)/
では、まず右Aバンクから逝ってみよ~
先ほどクランクの位置出しは既にしましたので・・・
今度はカムの位置出しです!!
カムシャフトにそれぞれ位置出し用の面があります
そこに、治具をセット(`・ω・´)b
 ←イン・エキをしっかり固定です♪
エキゾーストのスプロケを緩めて取って・・・ここにもキーはありません(笑)
テンショナーを取っ払う、と・・・
 
                      ↑ こんな感じになりますね(^^) ↑
 ←右下が新品のテンショナ~ 形状が違います(^^)

 ←よく見るとクラック入ってます(^^;)
さて、組み付け!!
テンショナーをまずは組み付けて・・・
スプロケを入れて仮締め・・・
チェーンの下側を張るようにスプロケに力を入れつつボルトをトルク締め(`・ω・´)b
最後にテンショナーのロックピンを抜いて・・・
 
はい、右側終了~

続いて、同じ感じで左側逝ってみよ~(^o^)/
まったくもって、最後の一部以外同じなので、ダイジェスト~
 
テンショナーが右と上下逆につくのでチェーンの張りに気を付けて・・・
 
はい、左も終了~(^O^)b

さ、最後に本題のフロントカバーシールを( ̄o ̄)b
 シール類組付け→
サクッとエンジンに組付けます♪

左右のヘッドカバーもシール類を新品に変えて組付け~

続いて、ベルト周りを電動ファンが入りやすいように仮組み・・・

ラジエーターなどのフロント周りを組付けて・・・
電動ファンを組付け・・・
アウトレットパイプなどを組付けたらベルトを本掛けして・・・

はい、組付け終了~(^O^)b

あとは、クーラントのエア抜きをして・・・


油圧上げて、エンジン始動~
エア抜きしながら、オイルの漏れも確認!
エア抜き終わったら、かくれんぼしているサブタンクにもクーラント補充してあげて・・・

はい、終了~(^O^)/

あとは車検整備して終わり♪♪

ダイムラー・スーパーV8 X308 フロントカバーオイル漏れ

車検で入庫のダイムラー・スーパーV8さん♪♪
 
ロングボディで4.0L、スーパーチャージャー付きという車両です(`・ω・´)b
コノリーレザーのシートは座り心地が最高ですね(^O^)b

そういえば、この年代モデル(X308)からV8を搭載するように・・・
先代までは直6とV12という、いかにもジャガー!!って感じなんですがね(^^)
で、これの数年後・・・
ニューモデルですが2.0Lやら2.5L、3.0L、V6でFF・・・
挙句の果てにAWDまで登場してしまうという
XJ(X350)にもV6載ったしね(^^;)
当時、ジャガーちゃんがいったいどこへ行こうとしているのか分かりませんでした(笑)

ちなみに、X308のおススメは2000年以降ですかね(^-^)
まずエンジンが違うし、その他いろいろと変わってますので♪♪
 
さてさて余談はいいとして・・・
なにやらエンジン始動後しばらく「チャッチャッ♪」と結構気になる音が(- -;)
早速エンジンルームを覗いて音の原因をチェック!!
・・・・・・

・・・なるほど、そうですか・・・(-_-)
音自体は2本あるうちのメイン側のドライブベルトからですね
まぁ、よくある現象なんですが、単純に考えると・・・
ベルトの磨耗や劣化、テンショナーやアイドラなどの磨耗や劣化が考えられます
しかし、JD時代からよく見落としされがちなのが・・・
フロントカバー周りのシール劣化によるオイル飛散が元での異音、が結構多いです(^^;)

で、今回もやはりオイル漏れから、ベルトやらプーリーに飛散しての異音です・・・
なので、フロントカバーシールの交換逝かせていただきます(^o^)/
まずは、エンジンレイアウト左右♪♪

スーパーチャージャー付きなんで結構ごちゃっと・・・(^^;)

では、さくさくっと逝ってみよ~
まずは、いかにも身体に悪そうなクーラントを抜いて・・・
ラジエータホース抜いて、チャージャークーラーホースも抜くと・・・
で、電動ファンを取っ払って・・・
 ←右側から♪
次に中央におりますウォーターアウトレット&サーモ君達を取っ払って・・・
   
さ、スペースが確保出来ました(^o^)b
そのままの勢いで、スーパーチャージャーベルト周り、メインドライブベルト周りを・・・
すっきりしたところで、クランクプーリーをおりゃっと!!
・・・おりゃっ!?・・・あら、緩まないじゃないですか(- -;)
たまにあるんですよね、製造時のロックタイトさんが気張ってしまってる時が・・・(泣)
なので、急遽スペース確保のために前周りをごっそりとバラしです(`・ω・´)

フロントバンパー外して、グリルも取って・・・
チャージャークーラーをえいやっと外して・・・
ラジエーターをドリャっと外したら、コンデンサをボンネット裏まで逃がして・・・
・・・はい、こんにちは(^O^)/
 ←問題のクランクプーリー君です
で、特工を駆使して回り止めし・・・
更に特工を駆使してプーリーを抜く、と・・・

クランクプーリーにキーはありません(^^;)
そのかわり!?テーパーのカラーが入ります
こやつがしぶとくてプーリーがなかなか抜けないんです(- -;)

実は、この工程作業!!写真にしたらたった数枚な内容なんですが
今回、この作業に費やした時間はなんと・・・(´△`)
上の開けた状態から、まずプーリー緩めるのに半日以上・・・
そして、プーリー引っこ抜くのにプーラーが破損して、工具作ったけれどそれもまた・・・
で、次の日に材料仕入れて再チャレンジしてやっと抜けました~(ToT)
記憶上、今までで一番苦戦しました・・・

しかし!!
この工程がクリア出来れば全体作業の50%はクリアしたと言っても過言ではない!?
あとは、さくさくっと逝きますよ~(^O^)/

長くなるので、二部構成~
続く♪♪